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モノを作るという事

共同制作品

28日(土)から東京・中目黒にあるSMLのギャラリーSM-gにて「G&W展」が始まります。この企画展では普段作っているモノ以外に出品している10人が5組に別れ、硝子と木工の共同制作品を出品する事になっているのですが、これまで岡山県代表(県非公認です)としてペアを組む硝子の石川昌浩さんとは数え切れないほど打ち合わせをしてきました。

モノを作る時、才能溢れる器用な人なら思いつきや閃きで、良い物が出来るんだろうと思う。僕がそうでないのは自分が良く知っております。また今回は個人ではなく、共同制作品のため、意図しないこともしばしばある。打ち合わせの数や試作が多かったモノすべてが良いモノになるとは思わない。だけど、自分達の見据えるゴールに向かい顔と顔を突き合わせ遠慮なく意見を出し合い、試作し修正を繰り返す。こういう前に進んでいるのか分からない様な事から目をそらさずに向きあい生まれたモノの中からでしか、傍に置き長く愛でて使って頂ける物は出来ないとは確信しています。

普通に考えれば、個展でもなく、二人展でもないグループ展に込める力量ではないと思う。テーブルウェアを…という事だったので、SMLの宇野さんにしてみれば硝子の身に木の蓋みたいなものを待っているのかもしれない。でも、あえてしておりせん。家具です。直球です。

改めて告知させて頂きますが、是非是非足を運んでください。よろしくお願い致します。