byebye
さらばMiyazaki。
さらばMiyazaki。
さっき、岡山へ行くべく荷物をコンテナに全て積み終えた。詰め込んだという表現の方が正しいかも…。工房を卒業してから今日まで、引越しの準備に終われてたのでこれで一段落である。当然岡山での積み下ろしもあるけれど荷物が到着するのが9日なのでそれまで九州を北上しながらボチボチ岡山を目指す予定。
宮崎に来てからというもの完全にプライベートな休日というのをホントに片手で数えられる程度にしか取らなくて、タカコにとってはホントに楽しくない宮崎ライフだったに違いない。まぁ、宮崎へは遊びに来たわけではないし、卒業後即独立を目指してきた訳でそういう点ではタカコにも理解してもらえてると思う。多分…。そう思いたい。思わせて。その罪滅ぼしというわけではないけれど、明日はベタ中のベタと噂?の黒川温泉で一泊。
とはいえ、のんびり出来るのか?この2人に。
指物工房矢澤での3年の修行(というか厳密に言うと月給頂いて仕事してたのでサラリーマン生活なんだけど…)を、大きな怪我もなく無事完了する事が出来ました。3年前、何の技術も知識もない僕を拾っていただいた先生には、いくら感謝してもし足りないくらいである。あの場所は僕にとって間違いなく最高かつ最適の修行場所だったと思う。先生をはじめ奥さん、そして良き先輩後輩に出会えた事が何より幸運だった。
さて、今日という区切りをもって明日からは木工を生業とするものとして新しい一歩を踏み出す。ワクワクゾクゾク。
僕にとって最後の工房コンペの日でした。これでやっと引越しに向けて走り出せる気がします。ホントに引越しに関しては何も準備をしてないので、これからが大変。まぁ正直言うと僕の仕事は物を運ぶだけなんですが…。
野球のWBC決勝戦放送してないのって日本中で宮崎だけじゃないの?民放が2チャンネルしかない県なので、生中継は百歩譲って我慢しよう。深夜でなら録画放送があるかも…と期待してTV欄を見てみると高校バレーの地方大会。誰か助けて…。
やっと工房コンペ用の食器棚が完成した。少し修正しなければいけない所もあるが定番化する方向で考えていこう。それにしても箱物は時間が掛かる。当面製作は一人で行うわけで、今回のように箱物にかかりきりなってしまうと苦しむかもしれない。
朝日新聞社主催の「暮らしの中の木の椅子展」というのに、入選する事が出来ました。下記の通り、椅子が巡回展示されますので、お近くにお立ち寄りの際は是非どうぞ。
名古屋
2006/04/14-05/07迄 国際デザインセンター
東京
2006/05/11-06/11迄 リビングセンターOZONE
札幌 2007年4月頃
あと一つ欲しい機械があるので福岡の機械屋さんへ行ってきた。ところが、これがナカナカどころか殆ど市場に出回らない物だという事を知りショック!予想以上に、手こずるかも…。まぁ、これも運試しと思って楽しもう。
この週末の休みを利用して、ついに機械の契約を終えてきた。お金も支払ったので、あとは4月に岡山に移住するだけだ。工房を卒業後すぐに開業できる喜びを噛み締めつつ、周りの人へ感謝しなければ。ホントに、僕とタカコの2人だけではここまでいけなかったと思う。独立に向けては、とりあえず一段落ついたが、ここで終わりじゃない。まぁ、まだ始まってもいないけど…。気持ちを切り替えて、さぁコンペコンペ。
当たり前の事を当たり前にやり続ける事の難しさを認識し、実行し続ける事によって自分のものになってくるんだ。会社員時代に教えてもらった「凡事徹底」という言葉をふと思い出した。
椅子展の2次審査用の椅子と工房コンペの食器棚を作らなければならないのだが、この調子だと食器棚が出来上がるかどうか怪しい…。独立がいよいよ目前に迫ってきてて、今までのように仕事後の時間を家具製作のみに使えなくなってきているからなのは分かってはいるが、どうにかできないものか。2月には岡山に仮契約をしに行くのでそれまでに目処を付けておきたい。
それにしても起業とはこんなにお金が掛かるものなの?と思わずにはおれないくらいジャンジャン無くなっていっております。しかし、こういう気分を味わえるのも起業する者の特権である。
やっと2人が満足出来る工房のロゴが出来上がったので、焼印の注文をした。最近道具の購入が続いているけれど、幸いにも周りには独立する意欲の高い人たちが集まっているので、共同購入という形で数を集め卸の業者から直接売って頂いているので、相当に費用が浮いてると思われる。新品に関して言えば、オークションの費ではない。
大きな声では言えないが、ほとんどが定価の半額以下ではないだろうか…。こういうのをホントの節約というのだろう。
最近は、工房のレイアウトを考えたりしてます。当たり前の事だけれど、機械の配置は快適かつ迅速に作業が進められるよう動線を抜きには考えられない。だからといって工房全体を贅沢に使う必要もない訳で…。ムロも作らないといけないし。材料も出来れば中に置いときたいけれど、多分無理だろうなぁ。でもまぁ、手に入れられる条件の中でやりくりしないと。
出来ない理由を探すより、出来る方法を探す方が楽しいから…。
一番近くの神社で初詣。静かでヨイヨイ。僕には、わざわざ遠くの人の多いところへ初詣に行く気持ちは一生理解できないだろう。
新しいダイニングテーブルが我が家にやってきた。といっても、作って持って帰ってきたのは僕だけども…。大急ぎで製作したものの、かなり気に入っております。製作前にイメージしてたものと見事合体した感じ。年越しそばも新しいテーブルで食す事が出来たので良かった。冷凍のそばでもウマさ2割り増しです、ハイ。
さて来年3月の工房卒業迄の個人製作は椅子展の椅子を作り直しから始まって、食器棚へ。そして独立後に旋盤が入手できて出来ていない可能性も考えて椅子やテーブルの脚を相当数作り貯めさせてもらう予定。サイトの方はといえば、年賀状にアドレスを載せた手前、何かしとかないと…というわけで、さっき写真一枚のみアップしてみたけれど、これだけじゃ全く無意味だな…。早く本格的にオープンしなければなりません。
たまに工房で事務を手伝わさせてもらう機会がある。僕は、木工がしたくてここに来たのでこんな事はしたくない。シャレにならんわ…。なんて事は思わない。むしろ、僕は元々デスクワークの出なので、息抜きの感じがして心の中では歓迎ムード一色。事務仕事でのポイントは、いかに楽をするかに尽きる。手を抜くという事ではなくてね…。もっと楽に速く正確にやれる方法はないか?今のやり方が最善なのか?常に疑問を持ちながらやる事がものすごく大事。この”楽”探しが楽しめるという点で「木工」は僕には合ってたのかもしれない。
もう一つ不安というか不満。ネット環境がねぇ…。今時ISDNしかないって。有り得なくない?
本日、岡山県新見市哲多町で独立することを決意しました。何の縁も縁もない場所だけど、家と工房を格安でお借り出来る上、機械も最初に考えていた予算で思っていた物より遥かに良い物を手に入れることが出来た。この場所を紹介して頂いたSさんをはじめ新見市の役場の方々、大家さんありがとうございます。何だか話がオイシすぎて、詐欺にあってんじゃないかと思うくらい好条件である。
ただ実際に家具を製作販売し生活していく上で、問題点が一つもないわけはない。一番ネックなのは、以前にも書いたけれどやはり工房へのアクセスが岡山市・倉敷市から、高速に乗って1時間弱掛かることだ。この問題をどうクリアにするか熟慮しなければならない。良い物を作ってさえいれば、いくら遠くてもお客さんが来てくれるなどとは到底思わないし…。ネットを大いに活用しないといけないのは、小学生でも分かるだろうが…。
まぁ最初に独立を考えていた近畿圏でも身内から販売層を広げていくつもりはなかったので、物件的に最高と言えるこの場所であれば知り合いの全くいない岡山でのスタートも悪くないとも言える。いや、結構面白いかも。何だか今まで肩にのしかかってた物がすっと取れた感じだ。やっとこれで資金繰り等現実的に詰めていかないといけない事に本腰を入れられる。不安が全くないといえば嘘になるけれど、楽しみや期待の前では全く無力である。
起業させてもらえる環境にいれる事に感謝しないと…。
年賀状の作成にそろそろ入らないと、元旦に間に合わない。たまにやるこういう事は楽しくていいもんだ。こんな事をやりだすと、一眼レフのデジカメが一段と欲しくなるのよなぁ…。何とかなりませんかね?大蔵大臣。などと、くだらないモノも書いてみる。
四足スツールの試作を終わらせた。このまま定番でいけそう。あとは、ダイニングテーブルの試作を今年中に終わらせていい年を迎えたい。温かみのある軽い感じのテーブルが出来るといいな。現在、材料の到着待ちで地団駄踏んでおります。独立後に、こんな段取り下手ではすぐに廃業することなりかねん…。段取り上手は仕事上手っと。
岡山の物件、いやいやなかなか良い物件だった。しかし、ものすごく田舎なのでそこで商売を始めるとなるとお客さんがそうそう来れる場所ではないので販売方法を考えないと…。僕らの理想としてた場所よりずっとずーーーーっと田舎だけれど、やってみたいなと思わせる物件だったし、今まで見てきた物件の中ではダントツで良い話だった。
ただ近畿圏で起業することしか考えてなかったので、岡山県というのは、完全にノーマークでした。今夜から、調べ倒します。現在岡山に対して持ってる全知識は、名物きびだんごです、ハイ。
ネットにて岡山に良さ気な物件を発見。早速電話してアポ取り。ネットで場所探しとはスゴイ時代ではある。
某椅子展の製作にここ2週間ほど追われてた。今の環境ではお客さんと直接対話する事がないので、これもいい機会かも…とコンペの審査員をお客さんと勝手に仮定しての応募。デザインコンペなんて今まで応募したことがないのでちょっとドキドキワクワク。このゾクゾクした感覚がたまらなく心地よい。
日帰りで京都の物件を見に行ってきたんだけれど、何だか心にピンとこない物件だった。その場所だと、始めたはいいけどその先の発展が望めないような気がして…。まぁ、仕事を始められないと発展も何もあったもんじゃないんですが…。
独立するならば、どの場所がいいのか?もちろん生まれ育った大阪で出来るのであれば一番いいと思うけれど、家賃が僕らに払えるかどうか…。となると、近畿全体を視野に入れて考えないといけない。でも、ある程度は目星をつけて場所探しをしないと、ブラブラ車を走らせてるだけではいつまでたっても見つからない。どの辺がいいのか毎日のように会議です。そうです、参加者2名です。
お客さんが是非使ってみたいと思える作品を…と日々思いつつ仕事の後に独立に向けての作品を作ってるわけだけど、ここにきて今後の作品作りにおいての根っこというか芯になるであろうものが、おぼろげながら何となく見えてきた感じがする。文字にするのは難しいけれど、僕の中で何かがキタ。確実に…。木工を生業としていく上で自分自身の自信にもなりそう。
でも、すぐにのぼせ上がるタイプなので過信には注意せねば…。
ふとした事から、この間の物件から1km程離れたところに、今は営業していない工務店があるとの情報が…。地主の方と10月の後半にお会いさせていただく約束を取り付けた。出来れば写真等を見てから行きたいけれど、頼める相手もいないのでお金は掛かるけれど直接見に行くことに。言うなれば、文通相手に会うような気分か。今まで、文通したこと無いけど…。
工房探しが出来る最後の大きな休みに目星を付けておいた場所で家賃等の問題も無かったのでソコで決めたかったのだけれど、住むつもりでであるならば近いうちに下水工事をしないといけないとの事だったのだが、値段を聞いて即諦めた。それくらい高かった。かなりいい場所で、希望以上の広さで良かったんだけど…。初期投資にしてはかなり厳しかったので。そうそうイイ話は無いという事を身に沁みて感じた一週間だった。
このままだと場所が見つからないまま工房を卒業することになるかもしれない。なんとかしなければ…。
最近「お陰様で…」と、さらっと出てくる人がすごく羨ましく思える。
もうすぐ工房の秋休みがあるので一週間大阪へ帰る。その際に使うであろう名刺を会社員時代以来久しぶりに作った。なんだか懐かしいねぇ。帰阪の大きな目的は工房探しの為であるが、それとは別に今回は京都を散策しようと思っている。いい店をたくさん見て回って、サービス等を体感し勉強しなければいけない事は数多い。
これから先のことを考える上で、今の自分をよく知るというのは大事なことの一つだと思う。木工を生業として行く上で、現時点で自分に足りないものは当然ある。たくさん。でも、他の人に負けないものも持ってる…つもり。
まぁ、それが何なのかここに書くほど僕もアホじゃないので書かないけれど、足りないものを認識することでこれからやるべき事が自然と見えてくると思う。
2日間の休みだったけど、世間はお盆という事で6時間車を走らせ祖父と父親の墓参りへ。普段は休日に外出するといっても、工房、道具屋、材料屋、本屋くらいしか行ってないので、なんだか新鮮だった。帰りに宮崎にいるとなかなかいい買い物ができないという事で、福岡でフォーマル用の靴を探す。
僕は、多少値が張ったとしてもいい物を長く大切に使いたいと考える方なので、靴も置いている様々なショップを散々回って試し履きしてみた。んが、しっくりこない。確かにフォーマルに使えそうでいて、おしゃれな感じなんだけど何か違う。見るだけのつもりで最後にフェラガモに入ったんだけど、試し履きしてみて本当にビックリした。デザイン、足へのフィット感がなんともいえず即決で購入。やっぱり靴は靴屋で買うのがいい。靴に対する知識や情熱、店員の接客など、すべてが勉強になった。
僕の目指す家具も、現在世に氾濫してる北欧流れ&オイル仕上げ等の流行を追いかけてるような家具じゃなく、自分のスタイルを変えずに創り続け、そしてお客様には長く大切に使っていただきたい。
という訳で、家具は家具屋さんへどうぞ~。
工房コンペ用椅子のミニチュア作成。いろいろ修正した方がよさそうな点が見えてきた。家具のデザインは”バランス”この言葉に尽きると、最近になって思う。肘から後脚へののライン、どうしようかなぁ…。
大阪の商工会議所の方から、新しい物件が見つかったとの写真付でメールが入った。希望以上に広くて良い感じだけれど払える家賃の限度は決まっているので、どうなることやら…。9月の休みに帰った際に一番に伺う予定。それにしてもこの商工会議所の方は、物件探しを始めた際に知り合った方なのに実に良くしてくれる。知人の知人とかでもない、全くの赤の他人に対して、こんなにしてくれる人というのはすごい。
僕がこのまま歳を重ねていって、果たしてこんな人になれるんだろうか………甚だ疑問だ。
独立するにあたって、希望する場所が現住所から遠いというのは相当に不利であるとつくづく感じる。当然のことながら、週末に工房探しなんて事はできないので…。工房での修行を終えてから探せばいいと言う人もいるけれど、僕はそんなに気長じゃない。出来ることなら、工房卒業と同時に工房作りを開始したいくらいだ。場所が見つかれば、やりたい事は山ほどあるけれど、最初の一歩が踏み出せずモドカシイ日々が続きます。
宮崎に来て3年目に突入してるわけだけど、最近独立に向けて準備する時間がないのがヒシヒシと感じる。もちろん自分の作品は作ってるし、これからも作り続けれなければいけないけれど、作品作りと同じかそれ以上にやらないといけない事が多々あると考えている。いざ独立して、「さぁ、これからどうしょっか?」では話にならないので…。嗚呼、時間がほしい。
ただ、時間を調整するのも自分自身であるという事も忘れちゃいけない。結局の所、自分に勝てない人間は誰にも勝てやしない。
WEBサイトの製作をせねばと思いつつ、なかなか手につきません。まぁ、所詮素人なので分からないことばかり…との噂もありますが…。6月の工房候補物件は、丁重にお断りさせていただいた。いい人だったし、惜しい気もするけれどまだまだ妥協する時期じゃない。
ダイニングチェア完成しました。我ながら、なかなかよさげな感じ。後は拭き漆をしないといけないけれど、作業効率を考えると違うタイプをもう一脚作ってからにしよう。
今は、作品について第三者の率直な意見が聞ける環境にないので、自分が良いと思えるものを作り続けるしかないのが、少しツライ。だけど、今出来ることは今やっておかないと…。後悔だけはしたくない…。さあ次の椅子だ。
工房コンペも進めないといけないけれど、イマイチ気が乗らないので心機一転?前から構想のあった新しいダイニングチェアの試作を始めた。いいのが出来そうな感じ…。
工房に入ってから帰省する度にちょくちょく探してはいたものの、有給を使い仕事を休んで、本格的に自分の工房探し開始。これを機にメモを取り始めることにした。
立地条件だけで見るといい物件だけど、大家さんの作業場に隣接というかベニヤ一枚挟んであるだけ等々、色々難しい事もある。少し大袈裟かもしれないけれど将来を左右する一番重要な場所探しなので、焦らずじっくり探すんだ…と自分に言い聞かせ帰路に。
帰路のフェリーの中で、思いもしない良い出会いがありました。一期一会は大事にしないと…とつくづく思う今日この頃。